風呂本佳苗さんのピアノリサイタルがカワイ名古屋コンサートサロン・ブーレにて行われました。
 風呂本さんとは、私の尊敬するヴァイオリニスト松野迅さんと共演されたことがあり、松野さんを通じて知り合うことができました。
 毎年新春に風呂本さんのリサイタルが西宮、名古屋、東京で開催され、私にとっては、名古屋でこれを聴かなければ新しい年はやってこないというほどの年中行事となっています。
 風呂本さんのリサイタルの特長は、毎年とても興味深いテーマを発案し、そのテーマに基づいたプログラム構成をされることにあります。今年の新春リサイタルは、「暦の調べ」をタイトルに行われました。前半は、1か月ごとを主題にした音楽を12作品、後半は春夏秋冬の4プログラムが演奏されました。
 私は、1年を12か月に分け、各月に対応した作品を創作した作曲家が何人もいることに驚きました。ここでは、3名の作曲家による12か月の作品から1か月ごとに抜粋した曲が演奏されました。曲を聴きながら、それぞれの地で、月ごとに移り変わっていく自然の情景や日々の暮らしを営む人々の姿が目に浮かぶようでした。
 季節ごとの春では、ヴィヴァルディの「四季」より「春」が演奏されました。ヴァイオリン協奏曲では有名ですが、ピアノ独奏はとても新鮮で、清涼感が溢れていました。
 また、秋は、小原孝さん編曲の「秋のメドレー」でした。日本の秋の風景が優しい音で奏でられ、心がとても和みました。
 風呂本さんのピアノ演奏を聴きながら、音がつながることによって曲になり、さらに演奏者によって人間の喜怒哀楽や自然の描写が繊細に表現されるすばらしさを感じました。
 とても有意義な楽しいひとときでした。
 なお新春リサイタルは、例年「東日本チャリティコンサート」であり、収益は福島県の「東日本大震災ふくしまこども寄付金」に寄付されています。
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