今週末は、全国的に大変な積雪にみまわれました。
 この度の大雪で被害を受けられた地域の皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
 私の住む愛知県東三河地方も一面の雪景色となりました。こんな日は、童謡詩人金子みすゞさん(以下「みすゞさん」といいます。)の「積った雪」という詩を思い出し、読んでみました。

積った雪

上の雪
さむかろな。
つめたい月がさしていて

下の雪
重かろな。
何百人ものせていて

中の雪
さみしかろな。
空も地面(じべた)もみえないで

 私は、この詩から雪そのものに同化したみすゞさんのやさしいまなざしを感じました。とりわけ、中の雪の「さみしかろな」という感情を想像力をもって理解する感性の豊かさに驚きました。
 日常に追われ慌しく毎日を過ごす中で、みすゞさんの詩は、気づかずにいることをさりげない言葉ではっと気づかせてくれます。
 私は、そんな「気づき」を期待して、これからもみすゞさんの詩にふれていきたいと思っています。